昨年に引き続きハイブリッド形式で開催した第4回佐倉サイエンスアカデミーは、約100名の方にご参加いただきました。誠にありがとうございました。特に今回は学生の参加が過去最多となり、小学生から大学生まで幅広い年代の生徒の皆さんがとても真剣に先生のお話しを聴かれている姿が印象的でした。

 皆様に学びの機会をご提供できたこと、植物化学(科学)の世界を知る一助となれたことに事務局一同喜びを感じるとともに、ご講演いただいた後藤先生に大変感謝しております。

 今回の講義内容にご興味のある方は、1月に公開予定の「第4回佐倉サイエンスアカデミーレポート」をご覧ください。

 講演後には講義に関する質疑応答も活発に行われました。参加者の皆様、沢山のご質問誠にありがとうございました。いただいたご質問、および、回答につきましても近日中に本ページに掲載予定ですので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。

(株)常磐植物化学研究所 立﨑社長ご挨拶

佐倉市教育委員会 圓城寺教育長ご挨拶

後藤先生ご講演の様子

オンラインで聴講している様子

現地参加された参加成田西陵高校の皆様

例年に引き続き皆様に学びの機会をご提供できたことに事務局一同喜びを感じるとともに、ご講演いただいた後藤先生に大変感謝しております。今後も学びの場を提供して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今回の講義内容にご興味のある方は、是非下部の「第4回佐倉サイエンスアカデミーレポート」をご覧ください。

講義後のアンケートでは次のような感想、コメントをいただいております。


***************感想・コメント(一部抜粋)**************


今ホットな牧野富太郎についてのセミナー、楽しく拝聴しました。

 

・「らんまん」と関連付けたタイムリーな内容で、植物多様性や産業発達、自然環境保護、SDG’sにつながる大変印象に残るアカデミーでした。

毎日「らんまん」を楽しみに見ています。植物に優劣をつけずすべてを愛おしく観察する姿は、分断が深まる時代に大切なことを教えられています。また自分のありったけの情熱と力を注ぎこむ姿は、こんなにも人には力があるのだと気付かされます。自然・半自然環境への過剰な介入と逆に働きかけの減少がもたらす自然資源の減少というお話がありました。自然を利用し自然に活かされ、自然と生きるはずの人間はその英知を結集していかねばならないと思いました。大変興味深く価値ある講義をありがとうございました。

 

大学の講義の中で、生物多様性の保全は、「遺伝子資源を守ること」と考え、産業と結びつけることが多いと学びました。この考え方は最近になって根付いたと思っていましたが、牧野富太郎は植物産業と植物の調査・保全が密接な関係にあることを既に理解していたことに驚きました。

 また、今回の講義を通して植物インベントリーの作成が植物産業の根幹になっていると感じました。花卉園芸や農業・創薬など植物産業の発展につながるだけでなく、植物資源を持続可能に利用するため、非常に重要であることを理解できたと思います。


第4回佐倉サイエンスアカデミーレポート

タイトル:「月面で作物を育成し、美味しい料理を作る」

講  師:後藤 英司(ごとう えいじ)先生

     千葉大学 大学院園芸学研究院 環境調節工学研究室 教授

詳細な要旨はこちらの資料をぜひご覧ください!

<講義内容振り返り>

近年、月や火星などの惑星探査に続いて、ヒトの月面居住に関する研究開発が進められています。月面に居住空間を造り、ヒトの長期滞在を実現するためには、食料の現地生産と資源のリサイクルが必要になります。そのために低重力の月面の地下に植物工場を造り、作物を栽培して高品質で高機能な食材を作るユニークな研究についてご紹介いただきました。

<Q&A 講義中にいただいた質問およびそれに対する回答>

近日中に掲載予定です。

今しばらくお待ちください。

<ご聴講いただきありがとうございました>

今後の開催情報につきましては、ホームページ・SNS等で発信していきますので、ぜひチェックしてみてください!